国士舘大学2016手帳
33/114

 セクシュアル・ハラスメント(以下セクハラ)とは、優位な立場を利用して性的な嫌がらせをし、就学環境を悪化させることです。基本的に女性に対する差別ですが、女性から男性・同性に対する差別もセクハラに当たります。セクハラかどうかはあくまでも受け手の判断によりますが、知らず知らずのうちにセクハラをしてしまっている場合もありますので、自分の感覚ではなく、相手の立場で考えるような習慣をつけましょう。親しさを表すつもりの行動やこの程度ならセクハラではないとの思い込みも禁物です。 また外国人留学生と接する場合、社会的、文化的、宗教的な価値観の違いによって不快に感じる言動が異なることがあります。コミュニケーションを取る際は注意が必要です。 キャンパスは勉学や研究活動、人間形成を行う場です。本学では健全で快適な環境を維持するため「キャンパス・ハラスメント防止関連規程」を制定しています。この規程はセクハラに限らず、パワーハラスメントやモラルハラスメントなど、多様化するハラスメントの防止を目的に作られました。 セクハラなどを受けた場合、自分一人で悩んだり、我慢したり、泣き寝入りをしてはいけません。学生相談室のカウンセラーや信頼できる友人などに相談してください。セクハラは許さないという姿勢が大切 不幸にも、セクハラを受けてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。泣き寝入りしても問題は解決しません。被害者が黙っていると「何も言わないからやってもいいんだ」といった誤解が生まれ、被害が拡大することがあります。さらに加害者が同じような行動を繰り返し、ほかにも被害者が出てしまうこともあります。 セクハラを注意した場合、冗談としてごまかされないようにしましょう。セクハラは絶対に許さないという姿勢が大切なのです。ハラスメント防止本学にはキャンパス・ハラスメント防止関連規程があります▼ 危険ドラッグに注意! 危険ドラッグは、麻薬や覚せい剤などの構造を一部変えた合成麻薬です。法規制されている薬物よりも毒性が強いものもあり、使用後に亡くなることもあります。また、使用者が死亡するだけでなく、殺傷事件・事故を引き起こす可能性もあります。軽い気持ちで使用するのは絶対に止めてください。 また、危険ドラッグは、違法な業者がインターネット通販や雑貨店、セレクトショップを装い「お香」や「バスソルト」「ハーブ」として販売していることがあります。「安全な薬」や「特別なハーブ」など、怪しい宣伝文句がないか注意しましょう。※危険ドラッグは商品によって成分・含有量が異なります。そのため、病院に搬送されても成分が分からず適切な治療が受けられない可能性があります。薬物に関する相談機関東京都福祉保健局 健康安全部 薬務課 ▲ TEL 03(5320)4515 ▲ http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/no_drugs/東京都立精神保健福祉センター  ▲ TEL 03(3842)0946薬物・危険ドラッグはNG ●大  麻 … 常用すると幻覚・精神障害を引き起こす。知的障害や生殖能力にも影響を及ぼす。●覚せい剤 … 幻覚や精神異常だけでなく、脳いっ血や腎不全などの身体的リスクも伴う。●MDMA (エクスタシー)…… 合成麻薬。錠剤型で覚せい剤と同じ作用を引き起こす。●危険ドラッグ…幻覚、幻聴などが起こるが、商品によって成分が異なるため何が起こるか予測できない。急性中毒による死亡例も多数あり非常に危険。大学生として31

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 33

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です