国士舘大学2016手帳
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▼満18歳以上から選挙に参加できるように 平成28年6月19日から「改正公職選挙法」が施行されます。これにより、満18歳以上の国民は選挙に参加できるようになります。政治に参加していくことは権利でもあり、かつ、等しく国民に求められる義務です。日本は「間接民主主義」の原則に基づき、国民は選挙で政治に参加するという仕組みになっています。国家や社会のルールを、国民の代表者が国会で決めて、施行する仕組みです。つまり、選挙は、有権者が持つ一票一票が国民としての意思表示であり、国としてこうあるべきという考え方を政治に反映する手段となります。みなさんも、誰かに任せるのではなく、様々な社会の問題について調べ、考え、自分なりに判断し、意思表示をするために選挙に進んで参加しましょう。選挙権有権者としての権利と義務を行使しようこころと健康編些細な気持ちから深刻なトラブルに。誘惑に負けず、日頃から自己管理を▼ 薬物の誘惑は断固拒否で! 日常生活の中に薬物乱用の誘惑が存在しています。薬物を始めるきっかけは、軽いノリと好奇心、快感への追求といったものがほとんどと思われていますが、それだけではありません。 「やせられる」「自信がつく」「充実感がある」「スカッとする」「元気がでる」といった誘い言葉に、ついのせられ、危険な薬物とは知らずに手を出してしまうケースもあります。  遊び仲間、昔の同級生など、信頼のおける身近な人からすすめられ、いつのまにか違法薬物に染まってしまう場合もあります。もし、薬物を乱用している友人を見たり、薬物を勧められたりした場合は、まず家族や学校に相談し、場合によっては警察に相談してください。また、自分自身が薬物乱用から立ち直りたい場合は、一刻も早く精神保健福祉センター等、公的機関に相談をしましょう。 また、咳止めなどの市販薬、睡眠薬・抗不安薬などの処方薬なども使い方によっては危険です。 薬物の誘いは決して受けてはいけません。断固拒否してください。▼ 薬物乱用の弊害 薬物は1回くらいなら…と軽い気持ちで始まっても、そのうち人生が取り返しのつかないことになります。次にあるのは薬物乱用の弊害です。 強迫的使用…薬物をやめたいという気持ちがありながらも意のままにならず、薬物を頻繁に使用すること。 禁 断 症 状…薬物を急激に中断したときに現れる心身の症状。完全に薬物を中断しなくても、薬物の血液中の濃度が急激に下がった状態で現れる。 薬物探索行動…薬物を切らすまいとして、何とか手に入れようとする行動。 身体の障害…薬物の直接的作用により引き起こされる体の各臓器にみられる二次的障害。命に関わることもある。 精神の障害…薬物の直接的作用によって引き起こされる脳の二次的障害であり、中毒性精神病や 痴呆などが現れる。薬物(ドラッグ)軽い気持ちでも薬物は絶対にダメ!大学生として30KOKUSHIKAN UNIVERSITY 2016

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