文学部 史学地理学科 考古・日本史学コース

考古学は未来学。
未来を見通すチカラを
得るため、過去を学ぶ。
【考古学資料を読む1】

考古学は未来学。
未来を見通すチカラを
得るため、過去を学ぶ。
【考古学資料を読む1】

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【考古学資料を読む1】は、過去人類が残した遺跡や遺物を対象に、その時代時代の社会の仕組みや思想、文化を探る授業です。たくさんの考古学資料を実際に手に取りながらその読み解き方を学び、考古学の学問的発達や、それに関連する自然科学の分野などを含め幅広く研究します。そして遺跡や建物が歴史資料になる過程を理解します。

※2017年6月撮影

  • 先生からの「この授業の紹介」

    30秒で
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    文学部 史学地理学科 考古・日本史学コース

    眞保昌弘 准教授SHINBO Masahiro

  • 学生からの「この授業の見どころ」

    30秒で
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    文学部 史学地理学科 考古・日本史学コース

    古田大虎FURUTA Taiga

    東京都立鷺沼高等学校出身

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  • POINT1

    ホンモノが持つ
    チカラを知る。

    土器や石器、拓本などたくさんのホンモノを紹介!

    私自身実は子供の頃は、歴史があまり好きではありませんでした。変わったきっかけは、ホンモノに触れたこと。クラスメートが貝塚の出土品を、教室に持ってきたのです。手に取った瞬間すごく感動しました。出身地の埼玉には海がありません。しかし、貝塚があるということは海があったということ。つまり、今より温暖で海水が多かったんですね。さらに出土した貝から当時生息していた種を知り、そこから海底の状況までわかるのです。これはもう地理学でもある。食文化もわかる。「なぜ」「どうして」と思いさえすれば、果てしない学びが広がるのです。それが考古学の面白いところ。一人でも多くの学生にホンモノが持つチカラに触れてほしいと思います。

  • POINT2

    2段階で
    資料を読み解く。

    時代の違う2つの資料を使い、新しい発見に出会う。

    授業ではたくさんのホンモノに触れる機会を用意していますが、ただ見せるだけではありません。例えば、縄文時代の石の鏃(やじり)を、平安時代の資料を用い研究する。当時の人が鏃をどう考えていたかを探るのです。当時の人は鏃を発見し、隕石が降ってきたと考えました。天上界で戦があり降ってきたと。さらにその向きにも注目しました。先端がすべて西へ、つまり大陸側に向いていたと記されています。現代の発掘調査は向きや高さ、そしてどんなものと一緒に入っていたかに着目しますが、当時もすでに同じ観察眼を持っていたとわかります。逆に今とは違う価値観が見えることもあります。このような研究方法で、自分ではたどり着かない面白い発見もできると思いますよ。

  • POINT3

    発掘だけでなく
    保存も大事。

    出土したものをどう保存し後世へ伝えるかが重要。

    発掘は非常に早い時代から行われており、例えばピラミッドなどは建設しながら盗掘が行われていました。学問的見地から考古学を考えると、やはり重要なのは保存です。現代の私たちも先人の残してくれた資料があるから研究することができるし、新しい発見があり感動もある。それを未来に繋ぐことが大切なのです。私たちは時代の一部です。壮大な人類の歴史のごく1点にすぎないのですから、流れを絶やさず未来へとつないでゆく。そして過去から未来を予測するチカラを自分にも備えていけたら、それだけで考古学を学ぶ大きな意義があるといえるでしょう。今確信していることはもしかしたら、未来には違う答えが常識となっているかもしれません。そんな想像も面白いと思いませんか。

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