理工学部 理工学科 基礎理学系

自ら採取した石を分析する楽しさや、
そこから新たに発見できる嬉しさがある。
【地学実験】

自ら採取した石を分析する楽しさや、
そこから新たに発見できる嬉しさがある。
【地学実験】

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【地学実験】の前半では岩石について学び、野外調査を挟んで、後半は堆積岩を中心に学んでいきます。野外調査のための基礎的な知識・技術を習得するとともに、後半は自ら採集したサンプルを用いて観察を行うのが特徴。コンピューターを使って分析結果をまとめることで、論文作成や研究活動に必要なスキルをつけるという目的もあります。

※2016年4月撮影

  • 先生からの「この授業の紹介」

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    理工学部 基礎理学系

    乾睦子 教授 INUI Mutsuko

  • 学生からの「この授業の見どころ」

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    理工学部 基礎理学系

    遠藤香純ENDO Kasumi

    福島県立福島東高等学校出身

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  • POINT1

    自分が採った石から
    新たな発見が…?

    メインイベントのひとつは、河原で行う野外調査。

    この授業の目玉のひとつが、実際に和泉多摩川の河原へ行って堆積岩を採取する野外調査です。後半の授業では、自分の手で掘り起こしたそれらのサンプルを観察していきます。堆積岩の粒度の分析をするとともに、その中に含まれている化石もきれいに抽出。例えばそれが貝の化石であれば、名前やその性質などを、図鑑を見ながら解析します。貝の種類が特定できれば、その生態から、100万年前の海底の形などが明らかになってくるのです。これまでに河原で学生が採ってきたサンプルの中からは、今まで見つかっていなかった化石が出てきたことも。「自分の手で採った石の中から出てきた」という感覚があるからこそ、その感動はひとしおだと思います。

  • POINT2

    気が遠くなるほど長い
    地球の歴史が目の前に。

    自分の手を動かし、自分の目で見て「知る」喜び。

    前半の授業では、岩石を削って光が透けて見えるくらいまで薄くした「薄片」を、肉眼や顕微鏡で観察します。岩石というものが鉱物からできていることを、自分の目で確かめてもらうのが目的です。観察物を自分の手で削るところから体験したことのある人は、少ないのではないでしょうか。そして石というものはみんな灰色と思われがちですが、拡大して見ると一つひとつの石がそれぞれ違う鉱物を含んでいて、形も並び方も異なります。それらを紐解いていくことで、気が遠くなるほど長い年月を重ねてできあがってきた地球の歴史がわかるのです。同時に「専門家は、このようなものを見ながら研究しているんだ」ということを理解できる良い体験になると思います。

  • POINT3

    実はアナログ? な、
    実験器具の数々。

    手近な道具が、実験器具に! そんな工夫も面白い。

    ところでこの「薄片」づくり、かなり時間はかかりますが、サンドペーパーを使って行います。だんだんと滑らかにしていき、ガラスに貼ってさらに薄くしていくと、厚さ30ミクロンの透けるサンプルができるのです。意外と手近な道具でそんなことができるなんて、知らない人の方が多いと思います。実は地学研究には、アナログな器具が多いのです。例えば、採取してきた小さな砂粒の中からプランクトンの死骸を拾い出す時は、細い筆を濡らしてくっ付けて取り除きます。今はデジタルのものが多くて逆にアナログ機器に触れる機会が少ないと思いますが、アナログなものを駆使すればさまざまな実験ができるのです。その発想力も、将来活かしてもらえるのではないでしょうか。

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